日本では最近、原子力発電が事故などで稼働率が下がっているから、それを補うために水力発電を多用すると、ダムの貯水放水のサイクルが激しくなり、地震が起きやすくなる。
1994年10月から、関西電力美浜原発が事故から修復して再稼動している。
多分これによって関西の水力発電所は稼動調整している。
水力の稼動を落として貯水量を増やしていったのだとしたら、ダムに大きなエネルギーが貯まっていたことになる。急に貯水量が増えると、ダム誘発地震につながる。
1994年は記録的な猛暑で、クーラーの電力需要としても、渇水対策としても、ダムの水は大きく消費していた。美浜原発が再稼動したのは秋に入ってからだから、関西電力のダムは1994年の夏には相当貯水量は減っていたはず。
美浜原発再稼動で水力発電の稼動が下がり、貯水が増えていき、かつ年末年始は電力需要が少ないのでさらに水が貯まる。
神戸の年間最少降水記録 599.5ミリメートル(1994年)
猛暑で渇水が酷ければ、地下水もそうとう汲み上げていたはずで、地下水位の変動もかなりあったはず。
阪神淡路大震災で神戸市内で大きな被害が出た地区は、地下水位が低い地域と重なるらしい。
また神戸は地震による地盤の液状化も酷かったそうだ。
記録的猛暑による渇水と、美浜原発の稼動状況によるダム需要の増減が重なったことで、関西近辺の水の量は大きく変動していたことになる。これで初冬に降水量が多かったら、それはかなり危険な状態だと推測できる。
ということは、ひょっとするとあの時期あの場所で地震が起こる可能性が高いことを、知っている人は知っていたってことになるのか?
当時の官邸の動きの鈍さからいって、日本の内閣府は知らなかったくさいが、妙に対応が早かった団体ってのがあったらそこはダム誘発地震についての知識があったのかも知れない。
神戸は明治開港以来ユダヤのコミュニティが存在する土地だが、ユダヤ人はあまり被害にあわなかったことから、あの地震はユダヤの陰謀なんて電波なことも言われた。
陰謀ではないにしても、ユダヤほどの知識があったら、当時すでにダム誘発地震についての知識があり、関西電力の稼動状況と降水量から考えて、年明けから雪解けの増水あたりまでは地震の危険がかなりあると知っていて、密かに対策していたかも知れない。
もっともユダヤは金持ちで、地盤が軟弱な安い土地には住まないだろうから、その一点だけでも地震被害が少なくなる要因ではある。
神戸は地盤が弱い土地と強い土地とで被害が全然違ったと言うから、それは首都圏にあてはめた場合でも同じだろう。
昔ながらの高級住宅地は、埋めたり削ったりしてないし水はけもいいから、地盤が安定している。
埋立地とか0メートル地帯には出来るだけ住まない方がいいのだろう。谷や沢を削った土地も良くない。
最近は汐留や有明みたいなウォーターフロントのマンションが流行っているが、あんな埋立地のぐっちょんぐっちょんの土地で高いマンション買うのはどうかと思う。
中野富士見町、大久保、高田馬場と、便利な位置の割には家賃が安いところがあるけど、あそこらは神田川が増水するとびたびたになっていた土地だから、やはり地盤は良くないだろう。
コンクリとアスファルトで覆われてビルがにょきにょき建ってると、その土地が元々はどんな性質なのかほとんど分からなくなってしまうが、安い土地には安いなりの理由がある。
人間が上から被せた建築物は表面だけのものだが、良い土地ってのはすごく価値があるのだろう。
安物買いの銭失い程度なら笑い話でも済むが、安い物件買って喜んでたら地震で潰されて死んじゃいましたではシャレにならん。やはり必要なものには惜しまずリソースを投入するべきだろう。